FINANCIAL STRATEGY
財務戦略CREATE

マネーを手に入れる

かつて、「マネーの虎」という人気テレビ番組があったことを憶えていますか?
「マネーの虎」は2001年から2004年までのあいだ放送されていたテレビ番組で、一般人でもある起業家が事業計画をプレゼンテーションし、投資家(エンジェル)である審査員らが出資の可否を決定するという内容でした。しかし、起業家が持ち込む事業計画書は杜撰(ずさん)なものばかりで、投資家たちは毎回のように彼らへ厳しい言葉を突きつけます。

「その程度の考えで私たちからマネーを手に入れるおつもりですか?」

投資家に限らず、銀行やベンチャーキャピタルなどの資金の出し手は、将来有望な投資先や融資先をいつも探しています。それと同時に、有能な起業家はいつも資金を必要としています。そんな両者を結びつけるツールこそが「事業計画書」であり、起業家にとっては財務戦略の要となるものです。

このようなお悩みはありませんか?

  • 漠然としたビジネスアイディアはあるが、はっきりしておらず混沌としている
  • 明確なビジネスアイディアがあって起業したいが、どのようにして資金調達をすればよいかわからない
  • 金融機関から事業計画書を求められているのだが書き方がわからない
  • 数多くある金融機関の中からどこを選べば良いのかわからない
  • 必要な資金額が多額であり、大がかりなファイナンスが必要である
  • 補助金・助成金の申請をしたいのだが申請書類の書き方がわからない

経営に関する豊富な知見と金融人脈でアクティブな財務戦略を構築します

資金調達に必要なのは経営知識と金融人脈です。経営知識がなければ資金調達の審査資料である「事業計画書」の作成はできません。また、金融機関に幅広い人脈がなければニーズに合った資金調達を実現することは困難です。
シンクハンズのコンサルタントは幅広い知見と豊かな表現力を駆使して、クライアントの頭の中にいまだ漠然としているビジネスアイディアやビジョン、コンセプトを骨格だて、事業計画書として論理的かつ美しく表現します。そして、素晴らしい事業計画書を待っている金融機関や投資家の人々とクライアントとの間に新しい出会いをもたらします。

01

ビジネスアイディアの可視化

リーダーと共に徹底的なブレインストーミングを行いながら、経営学・経済学・各業界のデータや知見などを幅広く重層的に活用することで、リーダーの頭脳にあるぼんやりとしたビジネスアイディアや事業コンセプトを具体的かつ論理的に可視化します。

  • ブレインストーミング
  • ナレッジミキシング
  • イメージング
  • 01
    ビジネスアイディアを掴む
    誰もが知るトップランナーの企業でも、創業当初のリーダーの頭の中にあったものは誰にも理解されず、だからこそオリジナリティに溢れていたはずです。シンクハンズはリーダーとの度重なるブレイン・ストーミングを通じて、リーダーの考えるビジネスアイディア・事業コンセプトを理解し、共感します。
  • 02
    ビジネスアイディアを育てる
    どれだけオリジナリティに溢れているビジネスアイディアでも、実現するには複雑な仕組みや経営資源が必要です。シンクハンズは様々な他社事例や新しい発想をリーダーのビジネスアイディアへ注入することで、実現可能なレベルへ育てます。
  • 03
    ビジネスアイディアを可視化する
    育ったビジネスアイディアは説得力と訴求力を持たなくてはなりません。説得力・訴求力がなければ、多くのメンバーを積極的に動かすことはできません。シンクハンズは研究されたデザインと鍛え上げられた言語技術を通じて、リーダーの考えたビジネスアイディア・事業コンセプトを、最高の品質でヴィジュアル化・ドキュメント化し、メンバーを動かす原動力を提供します。

主なアウトプットと資料

outputs and materials

  • フィッシュボーンチャート

    羅列されたアイディアを体系化し、それぞれのアイディアの関係性を分析した資料であり、これから展開するビジネスの全体像となるものです。

  • 戦略マップ

    経営学・経済学の見地からアイディアを実現するためのプロットを図示した資料です。戦略マップから具体的な政策を組み上げるのが次のステップです。

  • アイディアビジュアル

    やるべきこと、その方法、手段、視点をイメージした資料です。できるだけシンプル、かつ明確に示し、メンバーを強く動機づけることを目的としています。

02

顧客への提供価値に結び付ける

可視化されたビジネスアイディアが、どのような顧客のどのような価値を生み出みだすのかを明確化します。

  • 顧客と価値のターゲッティング
  • 01
    市場調査
    リーダーのアイディアはリーダーによるプロダクト・アウト、つまり、作り手の思いです。しかし、マーケットがそれを期待しているかどうかは未知数です。シンクハンズは膨大なマーケット情報から、市場にどのようにニーズが存在しているのかを徹底的に調査・分析し、想定する顧客層を絞り込みます。
  • 02
    想定顧客へのヒアリング
    想定顧客の嗜好性をデータのみで理解することはできません。彼らのナマの声を聞くことが不可欠であり、マーケティングの肝です。シンクハンズは想定顧客へのヒアリングを直接実施することで、彼らのニーズや困りごとを具体的に把握するのと同時に、潜在的なニーズを炙り出します。
  • 03
    マーケット×プロダクト
    マーケットへプロダクトが新たな価値を提供するという行為がビジネスの本質です。マーケットに寄り過ぎてもプロダクトに寄り過ぎても新たな価値を提供することはできません。シンクハンズは明確化されたマーケット情報と可視化されたビジネスアイディアを絶妙のバランスで掛け合わせ、提供できる新たな価値を提案します。

主なアウトプットと資料

outputs and materials

  • マーケットデータAnalysis

    官公庁が公表しているデータや業界紙に掲載の情報を集め、多角的にクロス分析した資料です。市場で何が起きているのかを考えます。

  • ヒアリングリスト

    想定顧客へヒアリングを行った結果をリスト化した資料です。最低でも30名を対象にヒアリングや試作品提供を行い、想定顧客のナマの声を集めます。

  • 3C分析

    Customer(市場)、Competitor(競合)、Company(事業特性)を平行比較し、ビジネスの方向性を考案する資料です。PEST分析も同時に実施します。

03

ビジネスモデリング

「マーケット×プロダクト」の解を、具体的なビジネスモデルに変換します。

  • 成功への具体化
  • 01
    マネタイズ
    独創的なプロダクトをマーケットに組み込んでも、マネーを生まなければビジネスとは言えません。しかし、ツイッター社がユーザーではなく広告から収入を得ていることをはじめとしてマネタイズモデルは昨今多様化しており、アイディアを絞れば利益獲得の機会を創出することは必ず可能です。シンクハンズは豊富な知見をもとに、クライアントのプロダクトを斬新なアイディアでマネタイズします。
  • 02
    サプライチェーン構築
    ビジネスを行うためには、有形・無形を問わず、何らかの価値を仕入れ、組み替えた後、顧客へ届けなくてはなりません。サプライチェーンに関わる取引先は全て、ビジネスの仲間です。ビジネスが加速する必要条件は、サプライチェーンに関わる仲間が例外なく利益を享受できるということです。シンクハンズはサプライチェーンの隅々にまで目をこらしながら、動的なプラットフォームを構築します。
  • 03
    管理システム構築
    ほとんどのビジネスは同じビジネス・プロセスを反復継続する営みです。ビジネス・プロセスを反復継続するためには、作業手順書やマニュアル、自動化されたシステム等の管理ツールが必要です。組織管理の専門家でもあるシンクハンズは、クライアントへ効率的かつ有効な管理ツールをご提供します。

主なアウトプットと資料

outputs and materials

  • マネタイズダイアグラム

    製品・サービス・お金の流れを整理したダイアグラムです。リアルタイムで図示しながらクライアントと議論することで、斬新なマネタイズモデルを創出します。

  • サプライチェーンダイアグラム

    サプライチェーン・マネジメントを行うために、サプライチェーンの誰が、いつ、何をするのかを図示した資料です。必要に応じてサプライサイドの関係者と本資料を共有すると新しいアイディアが生まれます。

  • フローチャート

    企業内のビジネス・プロセスを詳細に図示した資料です。これに業務記述書を加えることで、メンバーの仕事を均一化し、業務のチェックを可能にします。

04

財務シミュレーション

創造したビジネスがどれぐらいの利益やキャッシュ・フローを生み、財政状態をどのように変化させるのかを詳細にシミュレートします。

  • シミュレーション
  • 01
    ストレスケースを想定する
    ビジネスが当初の計画通りに進む可能性はゼロと言っても過言ではありません。数多くのトライ&エラーを繰り返しながら刻々と変化してゆくビジネスを財務シミュレートする場合、当初の計画(ベースケース)だけではなく、結果が思わしくない場合(ストレスケース)を想定することも大切です。シンクハンズでは、ベースケースとストレスケースの両面から財務シミュレートを行うことで、ビジネスの安全余裕率をシビアに監視します。
  • 02
    必要経費を漏らさず掴む
    新規事業の立ち上げに慣れていない会社が陥りがちなのは、追加コストの異常発生です。これを防止するためには、ビジネス開始前の充分な業務シミュレーションと付帯関連する業務についての洗い出しを行うことが大切です。シンクハンズはクライアントと共に動線の一つ一つに至るまで詳細にシミュレーションを行い、発生するであろう必要経費を漏らさず掴みます。
  • 03
    フリー・キャッシュ・フローを重視する
    売上、粗利、営業利益など、経営状況を判断する指標はたくさんありますが、財務戦略を構築するうえで重視すべき指標はフリー・キャッシュ・フローです。ところが、フリー・キャッシュ・フローの算定は技術的に難しく、経理担当者でも困難な場合があります。公認会計士を中心に組織されたシンクハンズは、クライアントのフリー・キャッシュ・フローを正確に算定し、財務戦略の実現に大きく貢献します。

主なアウトプットと資料

outputs and materials

  • 想定貸借対照表

    ビジネス開始後5年間の想定貸借対照表です。貸借対照表に含まれる借入金や事業投資等の割合の変化が一目でわかるよう円グラフでも表現しています。

  • 想定損益計算書

    ビジネス開始後5年間の想定損益計算書です。5年間にわたる売上や営業利益等の動きが一目でわかるよう棒グラフでも表現しています。

  • 想定キャッシュ・フロー計算書

    ビジネス開始後5年間のキャッシュ・フロー計算書です。5年間にわたるキャッシュ・フローの動きが一目でわかるようウォーターフォール・チャートでも表現しています。

05

ファイナンスの実行

金融機関等の投融資申込書(事業計画書を含む)を作成し、金融機関担当者と交渉を行います。

  • 契約の締結
  • 01
    金融機関を適切に選ぶ
    金融機関を選ぶ際に、利率の高低や担保・保証人の要否などの借入条件だけで決定するのはお勧めできません。まず、融資にすべきか投資にすべきかという点から考慮すべきであり、もし融資を受ける場合には、借入条件だけでなく、その金融機関が持つ人脈や経営知識、情熱などを充分考慮して選択すべきです。金融機関からの紹介を通じて重要顧客を手に入れることは少なからずありますし、ビジネスにおける良き相談相手にもなってくれます。シンクハンズは、豊富な金融人脈を通じて、クライアントにもっとも適合した金融機関をご紹介するのと共に、クラウドファンディング等の最新の資金調達方法をご提案します。
  • 02
    金融機関と適切に交渉する
    金融機関との交渉において大切なのは、お互いにフェアであることだと考えます。資金の受け手が金融機関に対して経営責任を負うのと同時に、金融機関は資金の受け手に対して経営のサポート責任を負うため、両者は共存共栄の関係にあると言えるからです。シンクハンズはクライアントと金融機関との交渉の場に触媒として参加し、積極的に発言することを通して、両者の信頼関係がより強く醸成されるよう全力を尽くします。

06

補助金・助成金の活用

クライアントに最も適合した補助金や助成金を探索し、受給申請の代行を行います。

  • 助成金・補助金の申請
  • 01
    補助金・助成金の受給には、
    継続的なフォローアップが必要
    補助金や助成金の存在を網羅的に把握するためには、政府予算案のウォッチから地方自治体のホームページチェックに至るまで、多くの情報を継続的にフォローしておく必要があります。また、受給した補助金を適切な用途に使用したかなどを、支給機関へ定期的に報告する義務を負うケースが多く、受給完了後の継続的なフォローアップが不可欠です。シンクハンズでは、様々な補助金や助成金をご紹介するのと共に、申請の代行から事後報告等のフォローアップまでを一気通貫で行います。
  • 02
    補助金・助成金の受給基準に、
    ビジネスの方を合わせてはならない
    補助金や助成金はたいへん役にたつものであり、我が国の発展と歩様を合わせることができる点においても、積極的に活用すべきものです。一方で、補助金や助成金は麻薬と同様、一度受給すると二度、三度と受給したくなる強い依存性を有しており、補助金や助成金の受給に躍起になっている事業者が多いのも事実です。このような状態に陥ってしまうと、計画するビジネスプランが補助金・助成金の受給要件に強く引っ張られることとなり、ビジネス自体が破壊されてしまう危険性があります。シンクハンズは、クライアントのビジネスプランの破壊に細心の注意を払いながら、最も適合した補助金・助成金をご紹介します。
  • 03
    補助金・助成金は、
    適法に受給する
    補助金や助成金を受給するために、提出資料を改竄(かいざん)したり、虚偽の申請を行ったりするケースが後を絶ちません。これらの不正が発覚すると、受給した補助金・助成金の返還を求められるだけでなく、悪質な場合には詐欺罪で告発される場合もあります。また、補助金や助成金の申請を代行する会社が、クライアントに無断で詐欺的申請を行う場合もあり非常に注意が必要です。コンプライアンスに関するコンサルティングも展開しているシンクハンズでは、クライアントと共に法令順守を徹底するのと共に、法令の範囲内で最高のパフォーマンスが発揮できるよう全力を尽くします。

企業とステークホルダーが共に成長することを目指して

財務戦略は、企業と社会をお金という血液でつなぐ血管のようなものです。
企業が展開するビジネスは経済を回し、経済の回転が社会を育てます。
シンクハンズは、豊富な経験と知識を活かして、クライアントの財務戦略と向き合います。
業界・規模・期間など、クライアントのニーズに合わせて柔軟に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

その他の事業領域はこちら

PAGE TOP